京都大学 集中講義「非平衡ゆらぎの Kardar-Parisi-Zhang 普遍クラス -現代的進展への入門-」
集中講義日時
6月13-15日(予定)
場所
京都大学 吉田キャンパス(詳細は後日)
講義の概要
非平衡の界面ゆらぎ等を記述するスケーリング則、特に Kardar-Parisi-Zhang (KPZ) 普遍クラスの基礎を学習する。特に、ランダム行列理論や量子可積分系等との関係が明らかとなった近年の1次元系の厳密解研究について、物理的あるいは直感的な理解を育むことを目標とする。数学的に厳密な論証はせず、結果を物理として理解することに重点を置く。また、界面以外の様々な問題との繋がりを実感するとともに、関連する実験研究の現状を把握する。
授業計画
1. 界面の実例 -平衡と非平衡-
2. スケーリング則と普遍クラス
3. KPZ方程式の基礎
4. 1次元KPZクラスの厳密解1(多核成長模型、ランダム行列理論)
5. 1次元KPZクラスの厳密解2(ASEP、KPZ方程式)
6. 実験的研究の現状
7. 液晶乱流実験
8. 最近の動向
※授業計画は変更の可能性あり。
※集中講義とは独立に、談話会も開催予定(内容未定)
参考資料
講師執筆の下記レビュー論文が参考になる。
K. A. Takeuchi, arXiv:1708.06060 (リンク)
談話会:「(タイトル未定)」
内容未定